下半身デブの実態

下半身デブの実態・ダイエット下半身

私たちが食事から摂取した糖質や脂肪の過剰分は 血液によって運ばれ 脂肪組織内の脂肪細胞に貯蔵されます。  でも、その過剰分は決して無駄なものではなく あとで必要になったときのために 脂肪の過剰分を蓄えておくのです。  では、過剰の脂肪は 体のどの場所を選んで 脂肪を貯めておくのでしょう?

性別、遺伝的体質、ライフスタイル、ホルモンのバランスによって 人それぞれ違うのですが、きわめて個人差のない性別でみてみましょう。  ほとんどの男性は「リンゴ型」と呼ばれ、脂肪過剰分は お腹、心臓、消化管の周辺に貯め込みます。  コレステロールを取りすぎると 心臓に負荷がかかったり、あるいは 「中年太り」や「ビールっ腹」も 脂肪過剰分を貯蔵しているからなんです。

そして 女性の多くは「洋なし型」傾向にあり、腰回り、お尻、太ももの周りに脂肪を貯めてしまうんです。  そう、女性の下半身は上半身の6倍、脂肪をため込むのです。  スカートやズボンの ウエストが合わなくなったり おしりが入らなくなったら 脂肪を過剰摂取しているということになりますね。

脂肪過剰分を下半身に貯めてしまう女性が多く 下半身デブになりやすいんです。

そして、女性の場合 ダイエットして落ちるのは上半身の脂肪がほとんど。  下半身の脂肪は落ちてくれません。  ダイエットをやめ リバウンドして脂肪が増える時は必ず下半身から太ります。  ダイエットをやったり やめたりを繰り返すと どうなるか?

ダイエットを繰り返せば繰り返すほど 上半身は痩せますが 下半身はますます太くなっていくことになります。  これが「下半身デブ」の実態なんです。

例えば 7キロの脂肪過剰摂取をしたとしましょう。  7キロのうち 6キロは下半身に貯まり 1キロは上半身に貯まります。  つまり 下半身デブへの一歩ですね。  そして 減量をして7キロの脂肪が落ちたら 下半身の脂肪が1キロ減って 上半身の脂肪は6キロ減るんです。  7キロほど太った人が7キロほど減量した場合 体重は変わっていませんが 上半身は5キロほど痩せたのに対し 下半身は5キロほど太るんです。  それはつまり ますます 下半身デブへとなってしまうのです。

ダイエットしてはリバウンドを繰りかえしているうちに、すっかり体型がかわり、下半身デブになっていくというのは、 こういうことが根底にあるということです。

下半身デブを解消していくには、血液とリンパ液のスムーズな流れを維持することが絶対条件です。  代謝に必要な栄養素がたっぷりふくまれる血液が脂肪組織に十分に供給されるようにも考えなければなりません。

でも 下半身ダイエットをあきらめてはいけません。  下半身に集中してエクササイズをしたり 脂肪を筋肉に変えたり マッサージをしたりして 下半身デブを卒業しましょう。

『もう、下半身デブだなんて 言わせない』